【販売停止・終了】Steamから消え去りしゲームたち【Zonitron・Silicon Echo編】

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Steamから消えたゲーム(及びゲーム会社)には様々な理由があり、ゲーム内で使用されている楽曲などのライセンス切れ、販売元の倒産、自社プラットフォーム専売化などがあります。

Steamから去ったゲームは購入ができなくなりますが、すでにライブラリにあるゲームは消えませんし、販売停止前に発行されたキーも有効のままです。

今回取り上げる「Zonitron Production」及び「Silicon Echo Studios」は上記の例のような理由でSteamから消えたわけではありません。Steamから強制退去、即ちBANされたゲーム会社の一つなのです。

両者は同一の会社であると言われているので、この記事では同一の存在として扱って行こうと思います。


Zonitron社のゲームは2017年9月26日にSteamから削除されました。削除されたゲームの本数がとても量が多いのですが、Zonitron Production名義で発売されていたゲームのリストはSteamコミュニティ内にてまとめられているので見たい方はどうぞ。

同社のゲームがSteamからBANという形で削除された理由は大雑把に言うとモラルの問題です。

Steam内のゲームには物によってSteamトレーディングカードという内部通貨で取引できるオマケがありますが、このトレーディングカードはプロフィール機能の開放や自己満足するためにSteamレベルを上げる用途にも使われます。

トレーディングカードが取引される際に売り手側が売上から5%の手数料を運営に徴収されますが、この手数料には開発者への利益も含まれているようで、Zonitron社はこの利益に着目してアセット使い回しの低品質なトレーディングカードに対応したゲームを乱造していました。

目的はトレーディングカードの取引による手数料なので、Zonitronのゲームは無料配布や低価格のバンドルで販売されることが多かったです。

PUBGが流行る直前、Steamの国内ユーザーがジワジワ増えている頃にSteamを初めた方は無料配布でよく見かけたのではないでしょうか。


このように低品質ゲームを乱造する会社は他にもあってSteamは2017年の半ばにキーの発行を制限する様な対策を講じ始めました

他にもゲーム一本辺り100ドル掛かるSteam Directの手数料をずる賢い手で回避していたZonitron社ですが(これがBANに至った致命傷の可能性も)、Steamが低品質なゲームへの対策を始めた同年9月、一斉に同社のゲームがストアから削除されました。

Steamからゲームが削除されて数年が経ちますが、未だにゲームのキーは外部のサイトで売買されており、有効化も可能です。

ただし、今の所はプレミアとかは付いてません。だって真のクソゲーだもの(´・ω・`)

まあ、無料配布だったものが100円近くの値段が付いてると考えるとプレミア価格とも言えなくはないけども。


以上、ずる賢いインディーゲームディベロッパーとそのゲームが、SteamからBANされたお話でした。

他にもSteamから消えたゲームはいくつかあり、それぞれ多種多様な理由があるので気が向いたらまとめたいと思います。

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