グラボが高っけえのにPCパーツを新調した理由から組み立てた後のことまで書いたほぼ日記のような記事なので少し長くなってしまいました。
何かしらの情報を得たくて見に来てくださった情強の方々は、目次やページ内検索から見たい部分に飛んで読んで去っていくと思うので問題ないと思いたいです。
しばらくブログで現実のモノを撮って載せることがなかったので、組み立て中の写真とかは無ぇの……
グラボが高いのにパーツを買い替えた理由
GPUとそれを積んだグラフィックボード。
本来は映像関連の描画に関わる計算を行うために作られたものであるのに仮想通貨とかいう金持ちの遊びに付き合わされてしまった結果、暴騰してしまいました。
仮想通貨以外にも2019-nCoVによる間接的な影響や需要増加(生産の鈍化・輸送費値上げ・PCゲームをプレイする人の増加)が重なって酷い有様です。
発売当時は買うお金がなかったのと、ご祝儀価格から値下がって4万円台に入るまで待とう、と買い控えていました。
がしかし、マイニングブーム再燃で暴騰。
最初は約55,000円ほどだったGTX3060Tiも安いモデルで約84,000円と暴騰してしまいました。
便利なのでRinkerを使用していますが、Amazonは転売屋が多いのであえて執筆時に品切れだったモノを載せています。
もし購入するなら大手家電量販店のECサイトのような「サイト運営者 = 唯一の販売者」なサイトで購入することを強くおすすめします。
後1~2年くらいはグラボ買い控える事になりそうだな~と思っていました。
でも、最悪のタイミングを見計らうかのようにグラボとLANチップの調子が悪くなってしまいました。
具体的な内容は下記の記事の後ろの方にある不具合のところに書いてあります。
PCがお亡くなりになる前に買い換えなければ!!
こうしてお高いお買い物をすることになりました。
パーツの詳細
旧PCのパーツ | |
CPU | Intel Core i7-2600K |
M/B | ASRock H77 Pro4/MVP |
GPU | 玄人志向 GF-GTX1060-3GB/OC/DF |
RAM | DDR3 PC3-12800 4GB ×4 |
HDD1 | Hitachi HUA722010CLA330 (1TB) |
HDD2 | Hitachi HUA723020ALA640 (2TB) |
HDD3 | HGST HUS724020ALA640 (2TB) |
PSU | 玄人志向 KRPW-AK650W/88+ |
Case | Thermaltake Versa H26 |
旧PCでは4年ほど前に購入したi7-2600KとGTX1060 3GBを使ってました。
「K付きi7にH77のマザボ???」と思われるかもしれませんが、中古のマザボセットで10,000円だったので仕方ないのです……(その前はCore 2 Quad使ってたからね)
グラボは当時24,000円前後(第一次マイニングブーム前)で買ったものですが、17,000円で買い取ってもらえたのは驚きました。
新PCのパーツ | |
CPU | Intel Core i5-11400F |
M/B | msi MPG Z490 GAMING PLUS |
GPU | Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual OC V1 8GB LHR |
RAM | G.SKILL DDR4 PC4-21300 8GB×2 |
SSD1 | Kingston A400 SSD SA400S37/240G (240GB) |
SSD2 | ESSENCORE KLEVV SSD 256GB CRAS C710 (256GB) |
HDD1 | TOSHIBA DT02ABA400 (4TB) |
RAID1 | 【流用】Hitachi HUA723020ALA640 (2TB) |
【流用】HGST HUS724020ALA640 (2TB) | |
PSU | 【流用】玄人志向 KRPW-AK650W/88+ |
Case | 【流用】Thermaltake Versa H26 |
新しいCPUはコストを抑えてi5にしました。
AMDのCPUでも良かったんですが、CPU側にピンが付いているのとCPUクーラー取り外し時のすっぽんが怖かったので、自作の時はやっぱりIntelのCPUでいいかなってなりました。
近年ではCPUの進化は鈍化しましたが、2万円で6C12Tと旧世代の4C8Tのi7よりも低価格で性能の良いCPUが買えるようになっているのは良いことです。
これでもGPUに対するCPUボトルネックが若干発生するらしいですが、i7とかへの換装は余裕が出たらまた検討したいです。
ちなみにCPUファンはLGA115xとLGA1200に互換性があるので「虎徹 SCKTT-1000」を流用しました。
虎徹 Mark II SCKTT-2000ではないです。(下のアソシエイトリンクで載せてあるやつの旧モデルがSCKTT-1000)
流用したHDDは秋葉原の某中古店で買ったもので、恐らくサーバー上がりのものです。
HDDがゲームでパンパンなのとSSDキャッシュによる高速化を考えてストレージはHDDとSSDともに買い増ししました。
OS用にもわざわざSSDを買ったのはなんとなくです。
今まで使っていたHDDは2TBのものをRAID1で冗長化させて再利用しています。
動画投稿者かな?ってくらいストレージが多い。今どきの動画投稿者って10TBくらい余裕で積んでそうだけども……
ファンがめちゃくちゃ汚い
筐体とCPUファンは流用し、ファンも半分流用する予定だったので清掃することにしました。
古くて流用しなかった3つの120mmファン(確か中古のPCについていたファン)の代わりに2つの140mmファンを導入しました。
流用するファンは5年近く清掃を行っていなかったため、ファンには粉ぼこりが纏わりついていました。
綿棒で羽を一つ一つきれいにしていったら一時間くらい掛かってしまいました。
CPUクーラーもヒートシンクとファン共々汚かったです。
特にヒートシンクはほこりを除去するのが難しかったので水洗いしてしまいました。
あとケースも割と清掃に手間取りました。
思ったこと。
定期的に清掃してないならファンやケースも買い換えろ!!
「ここまでパーツを入れ替えるなら他のパーツも全部買い換えていれば、旧PCをバラすことなく新PCの組み立てができたな」とも思いました。
だって旧PCの分解と清掃で四時間くらいかかったもん。
グリスが切れてて起こった悲劇
「昔使ったグリスあるやん」とグリスの追加注文をしていなかったのですが、いざ注射器型のグリスのキャップを開けてみると
「無い!?全部使い切ってた……」
ラベルに隠されて見えていませんでしたが、全部使い切ってました(捨てておけよ……)
仕方ないので最初からグリスが塗ってあるIntelのリテールクーラーを使いました。
i7じゃなくてi5だからこれでも十分だろうと。
組み立て完了後、CPU温度を見てみると70℃近く出ていました。
旧PCで虎徹を導入する前のリテールクーラーではi7-2600Kが100℃近く出していたのを考えると問題ない温度だと思いますが、夏になったときが若干心配。
ということで数日後にグリスを買ってきました。
「先にリテールクーラーを外さなきゃ」とピンを外していると。
「ん?一本だけ硬てぇ!?」
リテールクーラーのピンを変に入れてしまったのか全然取れない。
2時間ほど格闘して、リテールクーラーは壊れても仕方ないと強硬手段に走りました。
ニッパーでピンの裏側を切って無理やり引き抜きました。(マザボ死ぬかもしれないから真似しないでね)
教訓、Intelのリテールクーラーのピンはデリケート。CPUクーラーの交換予定があるなら丁寧に取り付けよう。
あとグリスはお忘れなきよう。
(本題に関係ないけどグリスに書いてあったMade in USAって初めて見たかも)
SSDキャッシュの設定(PrimoCache)
SSDキャッシュを簡単に説明すると、キャッシュファイルを読み書きの早いSSDに保存することで書き込み速度はそのまま(書き込みも早くする方法もある)読み込みだけ早くするモノです。
ゲームやソフトウェア自体のファイルは書き込みは滅多にされず、読み込まれるだけなのが基本なので、このSSDキャッシュを行うことでゲームのロードなどが早くなります。
SSDが安くなったからSSDを買うほうが良いなんて言われることも多いですが、流石に数TBものストレージ容量を用いるならSSDキャッシュ+HDDの方が安いし便利だと思います。
最初はIntel RSTでSSDキャッシュを設定しようと考えていましたが、Optaneメモリーじゃないと使えなさそうなのと(BIOS弄れば対応できたかも)一対のSSDとHDDしかキャッシュ化できないので他の方法を探しました。
需要が無いのかやってることが難しいのか、SSDキャッシュを実現できるソフトはIntel RSTを含めて下記の4つしかありませんでした。
- Intel RST (Intel CPU限定、Optaneメモリー(個人向け生産終了)限定(?)、開発終了)
- AMD StoreMI 2.0(AMD CPU限定)
- FuzeDrive(専用のFuzeDrive SSDとセット販売のみになった)
- PrimoCache($29.95, 90日間の試用あり)
選択肢がPrimoCacheしか無い……
ということで90日間の試用期間を経て購入しました。
支払いはPayPalのみ対応していましたが、PayPalはデビットカードでも利用できるのでクレカ無くても問題ないです。
ここに細かい設定まで書くと記事が長くなりすぎるのでめちゃくちゃ省略しますが、
Level-1 Cacheは0(RAMが有り余ってるなら設定しても良いかも)にしてLevel-2キャッシュにSSDの容量を割り当ててキャッシュ化しました。
SSDにはPrimoCache専用のパーティションを作成して使用します。
私の場合は半分の128GBをPrimoCacheに用いて、残りのパーティションを仮想メモリの場所として指定しています。
PrimoCacheであれば複数のHDDやRAIDストレージもキャッシュできるので便利です。
WINDOWS 11アップグレードの準備
数ヶ月前にWINDOWS 11が出ましたがいつもどおり様子見をしていました。
(そもそも第二世代のi7じゃWIN11にできなそう)
ただ、このPCに替えてから改めて調べてみると、ゲームへの影響はあまり無いと言われているみたいなのでWINDOWS 11にアップデートしようと思いました。
PC正常性チェックを起動してみるとTPMという機能を有効化しないといけないようだったのでBIOSから設定してきました。
その後、WINDOWS 11をインストールしてみたところ「デバイスに問題が発生したため……」とブルースクリーンが表示されてしまい、WINDOWS 11のインストールがなかったことになってしまいました。
原因不明でしたが、再びインストールしてみるとエラーになることもなくWINDOWS 11へアップデートすることができました。
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