私が最後に買ったPlayStationハードはPS3とPSVitaでし。もう世代は二世代進み、去年の瀬にPS5が発売されました。
今の所買う予定はありませんが、数カ月間の巷の反応や生産数不足、転売に売上数などを見ると残念なスタートを切ったなという印象を持ちました。失敗とまでは言い切れませんが(´・ω・`)
PS5が初動でズッコケた理由を軽く考えながら記事にしてみました。
空前の転売ブーム
はい、転売屋です
「法律に反してないから」とか「モラルがない」みたいな擁護・批判は置いておいて
PSVRやSwitchの発売あたりから一気に勢力を伸ばした(ように感じる)転売屋です
よく言われていますが、ゲームハードの販売はハードそのものだけではなく、ソフトウェアの売上も加味して成り立っているビジネスなので、潜在的ソフトウェア購買力の無い転売屋が買い占めると企業側にとってはマイナスなんですね
最悪、ソフトが売れないハードでゲームを売るのはコスパ悪い、とサードパーティから切られてユーザーが流れていきますし
生産数不足での見切り発車
転売抜きでも生産数が少ないので欲しい人々に行き渡らない状況です
原因はパーツの歩留まりが不安定なこと
歩留まりの意味は簡単に言うと「どれだけ不良品を出さずにモノを製造できるか」という意味で
通常PC向けのCPUやGPUは歩留まりが悪くても、性能の低い下位製品として販売できるという対策がありますが、コンシューマーゲーム機には基本下位互換品なんて無いし、各パーツは専用の設計がなされているためPC用に転用することも難しいと思います
つまり、パーツの歩留まりが悪いとPS5そのものの生産も遅れ、生産数も少なくなるということです
初期タイトル不足
デモンズソウルリメイク以外にPS5買う理由がない!!
こんな感じのPS4ユーザーって意外と多いんじゃないでしょうか(私はPS4持ってないけど)
ローンチタイトルにはPS4/PS5+その他プラットフォームのマルチ展開ゲームが多く、PS4の後方互換もまだ不安定といった情報もあり
デモンズソウルリメイク早くやりたいって人か、ゲームハードそのものが好きでなければ、根本的にまだPS5買う必要性が無いという状況です
まあ、PlayStationは毎回ローンチタイトルが弱いイメージなのでいつも通りな部分もありますが、ローンチタイトル以外のビッグタイトルが発売延期したり音沙汰無かったりしているので、少し心配ではあります
PlayStation4発売時との違い
PlayStation4発売時との違い、それは任天堂が以前より好調であること
そして日本市場では実質的な新しいライバルが現れたということです
PS4発売当時の任天堂ハードはWiiU
Switchにその失敗が活かされたものの、WiiU自体は失敗したと言っても過言ではないです
そして当時の日本市場ではXBOX Oneが爆死し
日本のPCゲーム界隈はノベルゲームと古きオンラインゲームの衰退が起こり、未だSteamは現在ほどの知名度は無く、存在感がない印象でした
現在でもXBOXは日本市場では奮ってないけども、PCゲーム界隈は違います
ここ五年間でSteamを筆頭としたPCゲームプラットフォームは日本でも知名度が上がりました
そしてこの新たなライバルや復活したライバルの存在と、PS5が前世代から抱える問題と合わさることで、今後のユーザー数がPS4時代より減る可能性が出てきます
今後に響く要素
今後に響く要素、それは完全独占タイトルが少ないということです
Switchのようにライトゲーマー向けのハードであれば、PCゲームやPC版の存在を知らずにSwitchに出ているマルチプラットフォームのゲームを購入する人も少なくないかもしれません
また、そもそも任天堂ハードはファーストパーティとセカンドパーティー、つまり任天堂ゲーと独占タイトルが強いのでSwitchでないとプレイできないゲームのためにSwitchを購入する人も多いです
しかし、近年PlayStationでは完全独占タイトルが少ない状況で、PCに対するアドバンテージが徐々に減りつつあり
PS5の時代の間にPlayStationの独自要素を確立しておかないと、PS6はPC上のプラットフォームと化しているかもしれません
そこまで行かなくても、PS5の最終売上が奮わない可能性は大いにあります
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