MOLEK-SYNTEZのメインパズル No.13 – No.18 の攻略です。
Opus Magnumの攻略では途中まで各評価要素の最適化にチャレンジしてましたが、MOLEK-SYNTEZはZachtronicsのゲームの中でも難易度がやや高めなので、とりあえず通常の攻略だけ載せていきます。
METHYLHEXANAMINE
日本語 | メチルヘキサンアミン(ジメチルアミルアミン) |
英語 | METHYLHEXANAMINE (DIMETHYLAMYLAMINE, DMAA) |
化学式 | C7H17N |
効果種別 | 興奮剤 (STIMULANT) |
今回の問題も最初の部品選択でほぼ終わりな問題です。使用砲台数とかを減らす形での攻略だとやや難しそう。
備考
メチルヘキサンアミンはかつて鼻詰まり用の点鼻薬として20世紀半ばに使用されていたそうです。
最近ではアメリカの栄養サプリメントに添加されてる事があるが現地では違法である模様。ゼラニウム精油の天然成分として宣伝している商品もあるみたいだけど、
「天然成分なわけあるか、つか下手すると血管や心臓がおかしなるで。お前らが好きなカフェインみたいな興奮成分と一緒に取ると余計にあかんで。そもそも違法だけどな!!(意訳)」とアメリカ食品医薬品局(FDA)が記事にしてます。
スポーツ界ではドーピング薬として禁止しているみたいです。
MESCALINE
日本語 | 3,4,5-トリメトキシフェネチラミン(メスカリン) |
英語 | 3,4,5-TRIMETHOXYPHENETHYLAMINE (MESCALINE) |
化学式 | C11H17NO3 |
効果種別 | 幻覚剤 (HALLUCINOGEN) |
形が複雑になってきたので、私みたいに最初の入力物質を回転させて置く方法を知らない人はこの辺りから難易度上がってきますね。三個も無駄な回転が入ってしまってます。
備考
メスカリンは麻薬及び向精神薬取締法に指定されるフェネチルアミン系幻覚剤です。
名前の由来はアメリカ先住民の一部族が儀式の際に利用していたからで、ペヨーテ(和名:烏羽玉)などの一部のサボテンに含まれる成分だそうです。
このゲーム、最初は医療向けの有機合成してるのかと思ったけどこれって……
KETAMINE
日本語 | ケタミン |
英語 | KETAMINE |
化学式 | C13H16ClNO |
効果種別 | 解離性麻酔剤 (DISSOCIATIVE) |
今回の問題のようにベンゼン環が多いと水素の操作が他の原子に邪魔されてしまうことが増え、難易度が上がってきます。初期配置の物質を減らす解き方だと、ベンゼン環の操作が肝になってきますね。
備考
ケタミンは世界保健機関(WHO)による必須医薬品に指定される解離性麻酔薬の一種です。日本では麻薬及び向精神薬取締法に指定されているので使用に対する制限が大きいものの、海外では抗うつ作用があると認められ、アメリカでは適応外使用で用いることも増えているようです。
全体麻酔ではなく表層的な麻酔のため呼吸器や心臓・血管系への影響が低く、子供や動物への使用に便利な麻酔薬であるとのこと。
日本では法律で麻薬指定される前までは麻酔銃に用いられていたそうで、ケタミンよりも便利な代替麻酔薬は使っていないみたいです。
KOJIC ACID
日本語 | コウジ酸 |
英語 | KOJIC ACID |
化学式 | C6H6O4 |
効果種別 | キレート剤 (CHELATING AGENT) |
一部の炭素が置換されたベンゼン環が登場するので、ベンゼン環を分離して置換するか上記のGIFのような解き方になると思います。
備考
コウジ酸はその名の通り麹から発見された化合物で医薬部外品の美白剤として使われています。
今まで医療薬品や乱用されてそうな薬物ばかりだったのにいきなり美容剤が出てきました。
METFORMIN
日本語 | メトホルミン |
英語 | METFORMIN |
化学式 | C4H11N5 |
効果種別 | 血糖降下剤 (HYPOGLYCEMIC) |
珍しく入力物質を再利用しています。窒素だらけなので使用する入力物質は限られてくると思います。
備考
メトホルミンは主に経口摂取の糖尿病治療薬として用いられる化学物質です。
日本では乳酸アシドーシスを避けるために低用量で使用していたら効き目が弱く、「投与量少ないんじゃね?」と臨床試験を再試して高用量で使用することが承認されたとのこと。
慣用名でWikipediaのページになっているような化学物質って歴史が長いか、医薬品名として有名か、のどちらかが多いですが私は名前を聞いたことがありませんでした。
特にジェネリック医薬品の場合は化合物名がそのまま名前になっているので、周りに糖尿病の人が居る方だと名前を聞いたことがあるかもしれません。
VALNOCTAMIDE
日本語 | バルノクタミド |
英語 | VALNOCTAMIDE |
化学式 | C8H17NO |
効果種別 | 抗癲癇剤 (ANTICONVULSANT) |
形がやや複雑で炭素が多めな問題ですが、難易度はそこまで高くありませんでした。
備考
バルノクタミドは特にフランスで用いられる精神安定剤・睡眠薬です。
ここ20年では抗てんかん剤としても研究されているそうです。
重篤な副作用も無いようなので、久々にまともな医薬品が登場しました。
(※入力物質はQやEで回転させて配置させる事ができますが。その方法を知らない状態で解いています)
コメント