MOLEK-SYNTEZのメインパズル No.19 – No.24 の攻略です。
Opus Magnumの攻略では途中まで各評価要素の最適化にチャレンジしてましたが、MOLEK-SYNTEZはZachtronicsのゲームの中でも難易度がやや高めなので、とりあえず通常の攻略だけ載せていきます。
EPINEPHRINE
日本語 | アドレナリン(エピネフリン) |
英語 | EPINEPHRINE (ADRENALINE) |
化学式 | C9H13NO3 |
効力種別 | ホルモン(剤) (HORMONE) |
操作自体は少ないですが、私の解き方では砲台の移動が無駄に多くなっていますね。
もう少しスマートな解き方ができそうです。
備考
エピネフリンは副腎皮質ホルモン、アドレナリンです。
重要かつ研究されまくってる物質なので情報量が多いため色々省きますが、攻撃的な興奮を司る物質の一つであるとだけ書いておきます。知らない人なんてほとんど居ないと思いますが。
生物学ではアドレナリン、医学ではエピネフリンと呼ばれているそうです。日本で一般的に知られている名称はアドレナリンですよね。
薬学も医学の一部ですが、欧州や日本の薬局ではアドレナリンという呼称が用いられているそうです。
BENZYLPIPERAZINE
日本語 | ベンジルピペラジン |
英語 | BENZYLPIPERAZINE (BZP) |
化学式 | C11H16N2 |
効力種別 | 興奮剤 (STIMULANT) |
ほとんどの人はピペラジンの構造(向かい合わせにNを結合させたやつ)をベンゼンかシクロヘキサンで作ると思います。
細かい分子や単原子を移動させることが増えたので、動かしたいモノが他の分子・原子の影にならない様に気をつける必要がありますね。
備考
ベンジルピペラジンは50年代から駆虫剤として開発されていたものの、70年代の抗うつ効果の検証実験においてアンフェタミンに近い効果が見られたため、アンフェタミンと同等の法規制をすべきであるとされた物質です。
90年代初頭にカリフォルニア地域で乱用が始まり、違法薬物の偽和剤(かさ増しみたいな意味)として使われたりもしているそうです。00年代ではニュージーランドのヤク中の間で流行した模様。
PIRACETAM
日本語 | ピラセタム |
英語 | PIRACETAM |
化学式 | C6H10N2O2 |
効力種別 | 向知性剤 (NOOTROPIC) |
台形の形が出てきましたね。
台形の形は意図しない結合が出来てしまう可能性があるので結合順も大切になってきます。
メインパズル No.19 – No.24の中では難しい方だと思います。
備考
ピラセタムは……よくわからないけど脳の損傷を防いだり情報伝達を潤滑にする物質のようです。
なぜこんなに曖昧な書き方かというと、ピラセタムの作用機序はわかっていないそうなのでなんか知らないけど効くから処方している。って状況のためです。
欧州で主に処方されて、米国では規制されていないことから学生の間で「ぐへへ、あたまがよくなるくすりだよ!」って使用することもあるそうです。科学的な薬効とプラセボ効果も相まって実際に一時的にでも頭は良くなってるんだろうね。
PYRAZINAMIDE
日本語 | ピラジナミド |
英語 | PYRAZINAMIDE |
化学式 | C5H5N3O |
効力種別 | 抗生物質 (ANTIBIOTIC) |
ホルムアミドの構造(六角形じゃない部分)に含まれる炭素への水素操作の順序が大切でそれ以外はこれと言って難しい部分はありません。
備考
ピラジナミドは結核の治療に用いられる物質です。
……えっ、それだけ?
乱用とかされてないの?
DIMERCAPROL
日本語 | ジメルカプロール |
英語 | DIMERCAPROL |
化学式 | C3H8OS2 |
効力種別 | キレート剤 (CHELATING AGENT) |
硫黄は最大で6本も結合を作れるので結合ミスが起きやすいです。
原子の種類や方向によって結合の優先度は変わってくると思うので、一番確実な対策は酸素のような最大結合数が少ない原子に水素を振りかけて孤立させておくというものです。
備考
ジメルカプロールは重金属中毒の解毒剤として用いられる物質です。
……はい、これだけです。
何で!?このゲームは違法薬物生成シミュレーターじゃなかったの!?
PHENCYCLIDINE
日本語 | フェンサイクリジン |
英語 | PHENCYCLIDINE (PHENYLCYCLOHEXYL PIPERIDINE, PCP) |
化学式 | C17H25N |
効力種別 | 解離性 (DISSOCIATIVE) |
ベンゼンとシクロヘキサンとピペリジンがくっ付いた派手な見た目の物質です。
入力物質を減らすならちょっと難しいかもしれませんが、ただ解くだけなら簡単でした。
備考
フェンサイクリジンは解離性麻酔薬として用いられる物質です。解離性麻酔薬ということはケタミンと同じく麻薬です。つまり日本では麻薬及び向精神薬取締法で麻薬に指定されています。
解離性麻酔薬としては攻撃的になる副作用からケタミンに取って代わられたけものの、どっちも麻薬として乱用されていることには代わりはないので、やっぱり違法薬物生成シミュレーターだこれ!!
(※入力物質はQやEで回転させて配置させる事ができますが。その方法を知らない状態で解いています)
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