SteamはPCゲームの最大プラットフォームというだけではなく、APIを公開しているということから様々な外部サービスがあります。紹介も兼ねてどのサイトがどの様な機能を持っているかメモしていきます。
紹介に移る前にSteamの外部サイトにおけるセキュリティ面についての備考を。
まず、SteamIDかプロフィールのURLを用いて使用するサービスに関してはセキュリティ面の心配をあまりしないで良いです。
また、IDにやURLのみで使用できるサービスはプロフィールの各項目の公開設定を非公開ではなく公開設定にしておかないと利用できないものが多いことに留意。
”Sign in through Steam”や”Login via Steam”といったSteamアカウントでログインして利用するようなサービスはセキュリティ面に注意が必要。
今回紹介したサイトにはもちろんそんなサイトは存在しないけれども、中には偽物のSteamのログイン画面を表示してパスワードを盗み取るサイトがあるので注意。
対策としては予めブラウザからSteamにログインしておき、その後、同じブラウザでSteamアカウントを利用したログインを行い、
Steam を通して 〇〇 にサインイン:
〇〇 は Steam または Valve 系列下にはありません。
といった表示が出て、Steamへのログインを求められなければある程度安全なサイトであると言えます。
情報データベース
Steam Database
通称Steam DB。
ゲームの同接数やゲームの追加・削除の履歴といったデータなどが見れるサイト。
また、Steamでは商品がパッケージという単位で管理されているが、そのパッケージがどのアイテムを含み、どの国では入手できないかなどがわかる。」外部サイトで売られているキーを日本でも有効化できるか調べたりもできる。
ステータス関連の項目でも触れているが、Steam Calculatorというアカウント内のゲームの総額を見れる機能もある。
steamspy
Steamの様々な情報を収集しているサイト。私はあまり使わないので詳細はあまり知らない。
このサイトそのものを見るよりは、このサイトが一次ソースとなっている記事を見ることが多いかも。
ステータス関連
Steam Calculator (Steam DB)
上記で挙げたSteam Database内の機能。特定のアカウント内にあるゲームの総額を見ることができる。
最安値での総額と現在の総額が分かり、平均金額や一時間あたりの値段など様々な統計データがまとめられていて、WindowsやLinuxなどのOSごとのプレイ時間も見ることができる。(2019年以降のみ)
Steamアカウントに紐付いている4種のIDやBanステータス、プレイ時間や値段毎のゲーム所持数といった他サイトの基本的な機能も常備しているのが特徴。正直ここだけ知ってれば良いレベル。
Account Value Calculator
PlayerAuctionsというサイト(トレードサイト?)のサービスでGOG Galaxyみたいなデザイン。上記のSteam Calculator(Steam DB)程の機能は無い。
Steam以外にもApex LegendsやCSGOといったオンラインゲームの価格なども計算できるのが特徴。
SteamCalculator
Steam Calculator (Steam DB)より機能を省いて見やすくなった感じのサイト。特徴はそれだけ。
SteamLeft
SteamAPIを用いた外部サービスの中では恐らく古参なので、ゲーム情報サイトなんかで特集されてて知っている人もいるかも知れない。
機能はシンプルでアカウントの総プレイ時間を教えてくれる。
また、このサイトでは総プレイ時間をIN THIS TIME YOU COULD…(この時間であなたは…)という文に続いて、「他の行動を何回実行できるか?」といった形にランダムで変換してくれるのが特徴。
例えば「Make this webapp xx times(このウェブアプリ(SteamLeft)を〇〇回作れる)」や、「Write xx blog posts(ブログで〇〇記事書ける)」というものがある。音楽・映像作品・ゲームの利用時間系が多い印象。
(20時間であのサイト作ったのか・・・)
HowLongToBeatSteam
通称HLTB。
その名の通り持ってるゲームをすべてプレイするのに必要な時間を教えてくれる。どのように算出しているかは不明。
おまけで項目の時間ごとに、ジャンルや発売年代の割合を円グラフに表示してくれる機能がある。
AStats
実績関連のアカウントステータスを見れるサイト。
実績のレア度分布なんかを円グラフで示してくれる。Zup!のような実績解除ゲー(Achievement Spam)をプレイしたことあると低レア実績で円グラフが埋まる。
Steam Ladder
Steamレベル・総プレイ時間・所持ゲーム数の三項目でランク付けしてくれるサイト。
ランキングは世界ランキング・地域ランキング・国内ランキングが存在するが、地域ランキングの範囲は不明。
ステータス情報の更新が他のサービスより遅いのが難点。
値段比較
IsThereAnyDEAL
Augmented Steamの開発者が運営しているSteamに限らずPCゲームの値段比較をできるサイト。ITADと略されることも。
ちょっとごちゃごちゃしてて見ずらい気もするが、機能が充実している。
Steamアカウントのウィッシュリストをインポートして利用したり、最安値でのフィルタリングができたりする。外部ストアでの値段も合わせての比較になるが、一部のゲームはDRMがSteamじゃないものだったりするので、無駄に利用DRMを増やしたくない人や、なるべくSteamでゲームを管理したい人は注意。(例えばThe Witcher 3: Wild Huntは外部ストアで購入するとDRMがSteamではなくGOGであることが大半)
円表記が可能だが、恐らく米国か英国のSteamストアの価格を円換算にしたものなので、いわゆるおま値のゲームの値段が日本ストアと異なることには注意。
Steamsale
prostemer.jpやyugeに続く日本向けSteam価格比較サイト。
IsThereAnyDealとは異なり、日本語対応で日本価格で比較できる。外部ストアを考慮しないならここが使いやすいかも。
プロフィール支援
Steam.Design
Steamプロフィールでショーケースで背景を切り抜きしたりする時に使うツール。
使いたい背景のURLを入れると、プロフィール画像やショーケースの位置に対応した切り抜き画像をダウンロードできる。
steam.tools
画像に応じて絵文字のモザイク画を作ったり、絵文字で絵を書く機能や、各アイテムをソートして表示する機能などがある。
STEAMLVLUP
Steamレベルを上げるのに必要なXPやバッジの数を計算できるサイト。レベル(応じたSteamトレーディングカード)を購入することも可能。
あるレベルから目的のレベルまで上げるのに必要なXPなどを計算するにはSteamアカウントでログインしていないとできないのが難点。
BAN履歴
STEAMREP
SteamにおけるBanだけではなく、「こいつトレードで詐欺しやがった!!」や「こいつ個人情報晒しやがった!!」といった情報を元に、独自のBANを施したりしている。
VACBanned
名前の通りVACBANの履歴や状態を確認することができる。
その他
Augmented Steam
IsThereAnyDealの開発者が開発したGoogle Chrome向けSteam拡張機能。Enhanced Steamの代替として有名で、色んな機能をブラウザ版Steamへ追加する。
Can You RUN it
各ゲームにおいて、現在のPCが要求ペックを満たしているどうかを判断してくれるサイト。
要求スペックを満たしているからといって必ずしも快適にプレイできるとは限らず、その逆もまた然り。
要求スペック高めなゲームの購入を検討する際に、このサイトを参考にすると良いかも知れない。
Save Game Locations Wiki
各ゲームのセーブデータの保存先がまとめられているWiki。
一般的にセーブデータのある場所はある程度決まっているものの、いちいち探すのが面倒な時に便利。
ただ、最近は更新が滞っている模様。
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